サマーフィルムにのってが絶賛されている理由をオタク的な視点で考えた

アイドルと青春映画のシナジー

ネットの賢者

2021/9/16

(※まぁまぁなネタバレあり)
9/7、シネマクイントで拝見しました!50%の収容率の中、そこそこ入ってたと思いますー。

概要

あらすじ

時代劇オタクの女子高生監督が主役に抜擢したのはタイムトラベラー!?                             勝新を敬愛する高校3年生のハダシ(伊藤万理華)。 キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎(金子大地)。すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、彼には未来からやってきたタイムトラベラーだという秘密があった――。(引用:https://phantom-film.com/summerfilm/#story)

設定に関して

簡単に言うと、時代劇好きの主人公(ハダシ)が未来からきた自分のファン(凛太郎)と作品を撮るっていう話です。                        凛太郎が住む未来では短尺動画の影響下で長編映画が衰退し、ハダシの作品が見れず、タイムスリップをする。ハダシは主役探しに難航する中、偶然出会った凛太郎にビビッときてしまい、映画を撮ることになるが......。
青春、SF、(恋愛)といったところでしょうか。
(※)設定に関する批判がちらほらあるのですが、個人的に設定命の世界観設計映画ではないですし、純度や疾走感、熱量で押し切る映画なので、その辺りは目を瞑って良いかなと思います。(笑)
類似作品で言うと、「映像研には手を出すな!」だったり、小さなコミュニティを描いているという意味では「あの頃。」、「アルプススタンドのはしのほう」とかが近い気がします。最近の邦画トレンドですね。(この辺はインターネッツ的な無数な世界の存在とか、アニメのマジョリティ化とか、意味してr......。) 映画の中では、(伏線として?)筒井康隆版の時をかける少女を読んでいるシーンがありますがどちらかといえば、細田守監督の「時をかける少女」に近い気がします。
---------------------------------ネタバレ注意---------------------------------

考察

ラストシーンを"まりっかのキャラ"と絡めて考察してみる

上映会でクライマックス(=殺陣シーン)を途中で中止し、クライマックスシーンを体育館という"この場"でモップなどを手に取って、撮り直します。舞台のような殺陣の臨場感があり、最後の見せ場となります。
この上映を中止し、撮り直すこと自体が「映画を舐めている」といった意味で賛否両論があるんですよね。。。
否の意見では、「映画は観客あってのもの、上映を途中で中止にするなんてあり得ない」ということなのですが、これはもっともだと思います。
ですが、なぜ一部では絶賛されているのでしょうか?             個人的にもかなり最後は「ウワッ!良いなぁ。激エモだなぁ」と思ってしまいました。
その理由はまりっかのキャラクターと、やっぱり元アイドルだったということにあると思うんですよね。

①オタク主人公(ハダシ)とまりっかの世界観が絶妙にあったこと

端的に言うと、独特な世界観を持つ人とキャラクターの親和性があったと言うことです。
乃木坂の個人PVで最も個性を発揮していたメンバーの一人だと思います。    個人PV=まりっか みたいなところがあるくらいですね。
定期とケーキ間違えた!(ペチャ)                     些細なことは気にしないない                       財布の中身 「えっ 3円!?」                      でもいつか着くかな? 徒歩ホホホ                       
↑様はこんな感じです。(Youtube見てくださいw)
このよくわからない世界観、独特の不思議感、まりっか感というのがうまく、ハダシとマッチした感じだと思っています。乃木坂でも、センターに立つようなタイプではないけど、どこか強烈な世界観がある。故に、熱量の高いファンを生む。そういった感じがマッチしていた気がします。
「ハダシの雰囲気 ≒ 伊藤万理華の雰囲気」


ハダシが好きな時代劇の良さなんてほとんど他の人にはわからないということと。つまり、ニッチなファンにしかわからない世界観を持っていた、だからあの熱量が生み出せた、故に激エモになったんじゃないかと思うんですね。
(↓公式で挙げている個人PVです。よかったら、是非。)

(↑永久に期間限定だよねw)
②アイドル = 成長 を一緒に楽しむこと
もう一つが、やっぱりサマーフォルムにのってという映画自体が青春映画であり、目に見える「成長」がアイドルと近しいものであったからじゃないかと思います。
冒頭、ビート板・ブルーハワイと殺陣遊びをしているシーンが最後の壮大な伏線になっていて、殺陣のレベルが最後には格段と上がってるんですが、見ていて、ちゃんちゃら遊びから本格的な劇になっているようで気持ちいいんです。
アイドルも拙かったダンスや歌がいつの間にか目に見えて可愛くなっていたり、遠いところに...的な。
クライマックスの表情なんかは力強く、最後のシーンだけで満足できてしまうのはやっぱり、"一生懸命"に動いていることにも''何か''を感じさせる元アイドルならではなのかなぁ、と思いました。
昔、あさひなぐの舞台見たときの感覚と近くて、多分、スポ根とかの純粋な一生懸命さと相性があったんじゃなじゃないかなって......見終わって思いましたね。

その他の理由を考えてみる

その他として、短尺動画への皮肉が効いた設定なんかが、観客は好きなんじゃないかなと思います。
tiktokとかInstagramとか結構、リア充承認欲求マシーンみたいな側面あるし、映画館に映画を見にいく人とメンタル合わないよなぁと......。
それでも好きなことをしている人への憧れを誰しもが持ってて、キラキラ愛おしくみれたんじゃないかなと思います。

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[コメント]
書いてみてわかりますが、大変ですね。                 先週、フリーガイ見て結構おもろくてFPSの歴史とか、あの映画の構造とか考えたいなぁと思ったんですが、初めて言語化して文章にするのにハードル高いと今後、一生やらないと思ったんで書きやすそうなこっちにしました。
サマーフィルムにのって、見ていてすげぇ愛おしいし、自分たちだけの世界あって良いなぁって終始、ほっこりしながら見ていたので、退屈になったらまたみたいなぁと思います。
ドライブインマイカーとか、マーベルの新作、見たいなぁと思ってます。  全然関係ないすけど、街の賢者ならぬ、ネットの賢者的なのやりたいっす。

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